「師範の思うこと」カテゴリーアーカイブ

師範の思うこと

できることからスタート

2023年4月25日 tenshidojo コメントする

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4/24(月)総本部道場・少年部

５月の道内試合T-1リーグ戦、
そして６月の外部大会に出場する子たちも
スイッチが入ってきたようで、
ミットの打ち込みにも熱が入ります。

試合や昇級審査など、目標があることで
稽古へのモチベーションも上がりますが、
今はそうした目標がない人は、
まず目の前の小さな目標からスタートしてみましょう。

その日の稽古で
・一番大きな気合いを出す
・最大パワー、最速スピードで突き蹴りを出す
・組手で絶対に下がらない
・あいさつ係に立候補する
・最後まで全力ダッシュで素早い行動
などなど、一回の稽古の中でも
できることはいくらでもあります。

やることを決める、決めたことをやり切ることが
自分の意志を強くし、技や体力のレベルアップにも繋がります。
大きな成長は、小さな意志決定から。
まずはできることからやってみよう!!
押忍!!

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師範の思うこと

生涯武道

2023年3月15日 tenshidojo コメントする

3/14(火)一般部

生涯武道として、息長く空手の稽古を続けていくには、
ただ身体を鍛えるだけでなく、整えていくことも大事です。

稽古を通じてケガをしにくい、病にかかりにくい、
なったとしても回復が早い身体をつくっていくことも
護身の１つ。
無理し過ぎてのケガや故障で、
思うように稽古ができなければ、もったいないですね。

鍛えた分だけ、その後のケアもしっかりとする。
身体の声をよく聴き、身体と対話をしながら稽古をする。
日々の生活習慣を整える。
適切な刺激は代謝を高め、
より健康で丈夫な身体づくりを可能とします。

私も10代の頃から空手の道を歩んできた中で、
若い時は、若い時なりの鍛え方があり、
マスターズ世代になれば、またそれに見合った鍛錬へと
シフトしていく必要があるというのを実感しています。

沖縄に空手修業に行った時は、
80代を過ぎた先生方が、元気に稽古をされているだけでなく、
衰えることのない技を持っておられたのに感動しました。
そうした境地を目指して、これからも精進していきたいですね。

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師範の思うこと

有言実行

2023年2月28日 tenshidojo コメントする

★少年部月曜クラス・基本稽古
突き蹴り、トレーニング、何事も全力で行こう!!

『試合に勝ちたいです!!昇級したいです!!』
そう言ってくる子は多くいます。
それを実現するために一番大事なのは
その意志と覚悟を持ち、行動に移すこと。
それがなかなか出来そうで出来ないんですね。

意志と覚悟の強さはどこに現れるか。
私たち指導者が道場で見ている所は

・あいさつ、気合いがハッキリできているか
・不動立ち、正座の姿勢がビシッと決っているか
・道着が乱れずキチンと着れているか
・目力があるか

という所です。

目標達成への心がハッキリしている子は
あいさつや気合いもハッキリしています。

ぶれない心の軸を持っている子は
不動立ち・正座もまっすぐに立ち座りができています。

心が緩んでいなければ、道着や帯も緩まず
ビシッと着こなせています。

“断固たる決意”は目の力に現れます

意志と覚悟が十分でなければ、
試合に出たり昇級をしても
痛い思いをしたり、精神的にしんどくなる
ばかりなので、そんな時はそれらが
稽古の中で出来るようになってから
試合出場や審査の受審を認めることもあります。

『自分が言ったこと』を『成す』
『誠実さ』が上達に最も必要なことです。

有言実行の心で、日々精進していきましょう!!
押忍!!

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師範の思うこと

身を護る意識

2023年2月18日 tenshidojo コメントする

2/17(金)総本部道場・一般部稽古

ウォーミングアップ
様々な種目で受け身・瞬発力・スタミナなど
トータルでの体力を鍛えます

この日は女子が多かったので、
型の動きから護身技の運用法を練習しました。

まずはその場から逃げることが最優先ですが、
それができない場合の対処法についても
知っているのと知らないのでは大違いです。
こうした有事での対応も含めて
“護身”というものについての色々な捉え方を
稽古の中では伝えて行きたいと思います。

競技としての組手スタイルに慣れ過ぎると、
顔や急所を守る意識が薄くなりがちです。
ミット練習でも、攻撃ばかりに意識が捉われないように
持ち手からも攻撃をするようにしました。

私は空手の師から
「フルコンタクトルールでの組手でも、
顔面・金的への意識は疎かにするな。
相手の攻撃は常に刃物や武器であると思って
防御や体捌きをしなさい。
例え相手のミスで急所に当てられたとしても、
当てられた自分が悪いんだ!!」
と教えられてきました。
稽古の指導においても、道場生たちには常に
そうした身を護る意識は持つように伝えています。

いざという時に身を護る心構えを持ち、
日常の中でも何かあった時に
瞬時に活かすことができるよう
心と身体に染み込ませていきましょう。

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師範の思うこと

信頼・尊敬・感謝の気持ち

2023年1月23日 tenshidojo コメントする

空手の源流・沖縄に修行に行った時、
先生から聞いた話で特に心に残っているのが
『私は死ぬ時に「空手を使わなくて良かったね」
と言えるために修行をしているんです』と言う言葉。

稽古を通じて自分自身を磨いていくことで
人格が高まれば、自ずと人と争うこともなくなる。
しかし、いざという時(※これは闘いだけでなく、
事故や災害なども含まれます)には身を護れるように
刃は研ぎ続け、身体を鍛える。
そうした境地を目指したいという先生の言葉に
深い感銘を受けました。

道場は闘いを学ぶ場所ですが、
それは単に格闘技術を身につけるだけの場ではなく、
闘いを通じて、人を活かす、良い関係性を築くなど
「道」(生き方・考え方)を学ぶ場であると思っています。

そのためには、まず共に稽古を行う仲間に対して
礼を尽くすこと。
強くなる、技が上達するための相手を務めてくれる
仲間を大切にする気持ち。
そして、自分が強くなるだけの一方的なものでなく、
仲間にとっても良い練習になるように、
共に磨き、高め合っていくことが大事。

道場生たちには、稽古を通じてお互いに
信頼・尊敬・感謝の気持ちを持てるように、
そして1人1人が稽古で培ったもので
周りにも良い影響を与えられる人間に
なってもらいたいですね。

「精力善用　自他共栄」(※柔道創始者・加納治五郎師の言葉)
は、私の好きな言葉の１つです。
この精神を道場で、日々の生活でも
活かせるようになりたいですね。
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師範の思うこと

本物の強さは

2022年11月15日 tenshidojo コメントする

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先日のT-1リーグ戦では、
各クラスで熱い試合が繰り広げられました。

極真空手の創始者・大山倍達総裁は
『三連覇してこそ、本物のチャンピオンだよ』
と言われたそうです。

これまで多くの試合を観てきた中でも、
1度の優勝で終わる選手もいれば、
連覇をしたりコンスタントに優勝・入賞し続ける
選手もいました。

そこそこ強い選手と、
勝ち続ける選手、強くなる選手のは違いは何かというと、
『普段の稽古に全力で臨んでいる』ということ。
強い選手は、確かに居残りや自主練などで人の何倍も
練習をしていますが、普段の稽古も決して疎かにすることなく
常に全身全霊全力(※)です。
※体力や精神力のすべてを注ぎ込み、一生懸命取り組むさま

いくら居残りや自主練をやったところで、
普段の稽古で手を抜いている選手は、
そこそこは強くなって、たまに勝つことはできても
先の大山総裁の言葉の様に「本物のチャンピオン」には
なることができません。

普段の稽古で行っている運足や基本、型の稽古、
約束組手には闘いの根幹を成す大切な要素が含まれています。
それらの稽古に全力で取り組み、そこから何かを掴み取ろうと
高い意識で臨むことで、強さの次元に違いが出てくるんですね。

「一番大切なのは、普段の稽古」
この意味を理解し、実践し、
本物の強さを身につけてくれることを願っています。

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空手の命　〜「形」で使う「組手」で学ぶ〜

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強さ

2022年11月5日 tenshidojo コメントする

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11/4(金)総本部道場

★キッズ(園児)クラス

道場内をランニング。
そら先生に追いつけぇ～!!

ミット練習も持ち手ができるようになってきましたね。
しっかりミットを持てることは受けの強さにも繋がります。

ジョー先生に組手チャレンジ!!
みんなアクティブに攻めていました!!

★一般部

ミット打ち込み。
学生の多くは少年部から続けている子たちですが、
中学２年生を過ぎてきたあたりで、
突き蹴りの威力がアップしているのを明確に感じます。

ジュニアの頃は、運動能力全体を高めたり、
基本的技術の養成に重きを置いて稽古を進めています。

そこから中学生になって身体も成長してくるに従い、
ジュニアで作ってきたベースが徐々に開花してくるんですね。

そこから本格的な身体づくりと
闘い方の本質を学ぶことで高校～成人の頃には
本当にみんな強くなってますね。

そして強くなるほどに、精神的にもしっかりとした
若者に育ってくれています。
正に継続は力なりですね。

色んな選択があるこの時代において
彼らが長年空手を続けてくれているのは、
本当に嬉しいことです。
単に闘いの強さだけでなく、
彼らが”人間としての強さ”を身につけて、
これからの社会生活を強くたくましく生き、
そして優しい人間になれるよう
稽古を通じて武道精神を伝えて行きたいと思います。

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心を燃やせ!!

2022年10月21日 tenshidojo コメントする

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10/20(木)一般部

稽古後にイブキ、シュウヘイの大学生コンビと
約30分ほどスパーリングを行いました。
毎週、居残り練習を志願してくる熱心な２人。
新しいものをどんどん吸収してレベルアップが著しいですね。

イブキは少年部の時から稽古を続けていますが、
その時は今ほど稽古熱心というほどでもなく、
積極的に試合にも出ている事もありませんでした。
今は空手への理解も深まると共に、同世代の仲間もいて
互いに切磋琢磨し合うことでより上達したいという
想いが強くなっているのでしょうね。

今来ている若者たちには、空手だけでなく、
何事においても自らの意志で主体的に動ける人間に
なってもらいたいと思っています。

私が高校生で空手を始めた当初、当時いた道場の先生から
「竹中君、やるべきことを
言われてもやらないのは三流、言われてやるのは二流、
言われなくてもできる奴が一流や。
そして、そこから工夫してオンリーワンを
生み出せる奴が”超一流”になれるんやで!!
君もどうせ空手をやるなら、超一流を目指せ!!」
と言われて「よし、絶対に超一流になってやる!!」と
心を燃やしてもらったのを今でも覚えています。

その先生はあれこれ細かく教えたり、稽古を強制することは
ありませんでしたが、いつも自らに厳しい鍛錬を課せ、
常に私たちに背中を見せて、空手魂を教えてくれました。
当時、同世代の仲間も多く、みんなが先生の姿に刺激を
受けながら、お互いに負けてたまるか!!とバチバチに
やり合っていたのも懐かしい思い出ですね。

だからその時は、ライバルたちよりも少しでも多く
稽古するんだ!と稽古の1時間前に道場に来て自主練をして
組手も同世代の者たちは、みな闘志むき出しでの闘い。
稽古後も一番最後まで道場に残ってミットや組手に
明け暮れていました。若さゆえにかなり無茶もした
時代でしたが、その熱く燃えて突っ走っていた時代が、
肉体的、精神的に自分の大きな財産になっています。