試し合いの意識

昨日は一般部稽古終了後に居残り練習。

僕と内藤先生の月末の試合に向けて Fさん、Kさんがスパーの相手やミット持ち、 タイムキーパーなどをしてくれました。

Fさん、Kさんのサポートに感謝です。

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20代で試合に出ていた頃には、練習でとことん体をいじめ抜き 精神的にも自分で自分を追いつめてました。

でも、結局試合直前にしょっちゅう風邪を引いて 思うように闘えなかったり、プレッシャーで 吐き気を催したり、そんなことの連続で 結果として燃え尽き症候群となって 空手からも一時離れたことがありました。

まあ、それから何やかんやでまた空手の世界に戻り、 自分の道場まで開いて、40代後半になってから 競技にも復帰している自分がいます。

今は、試合に対しても精神的、肉体的に自分を追い込むことなく 練習も自分の身体の声を聞きながら、 段階的に負荷や強度を高めていったり、 気持ちも試合だからと言って特にピリピリすることなく 自然な感じで臨むことができるようになりました。

これも空手や人生での様々な経験を通じて 試合に対しての捉え方が変わったからかな、とも思います。

肉体的には20代の頃のようにバリバリは動けなくとも、 20年以上競技の世界から離れていた自分が 今の年齢の中で、技を磨き、体力を高めて どこまでレベルアップすることができるのか、 そうした自分自身の可能性へのチャレンジです。

試合で勝てば当然嬉しいですが、勝った負けたという 結果のみに一喜一憂することなく、ベストを尽くせたか、 自分の組手ができたかを反省し、そこからまた練習で フィードバックして心技体に磨きを毛、理想の組手を目指していく、 そこに喜び、楽しみを感じられるようになりました。

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ジュニアの試合に出場している子たちを見ていても 昔の自分のように、試合を重く捉えすぎて 極度の緊張感に襲われていたり、 負けた時の落ち込みが激しかったりして 苦しみながらやっているのを見かけることがあります。 せっかく好きで始めた空手が苦しいものになっているのは かわいそうなことですね。

試合は文字通り、試し合い。 空手という大きな器の中での一部分です。 これから空手を続くける中で 何十試合とやっていく試合の一回ごとに 心動き、惑わされることなく、 鍛え上げた自分の心技体を表現する場として 試合を通じて、自身を成長させられるようにしてあげたいですね。

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