『武道では、試合などにおける激しい攻防の後、
まだ心理的な興奮が治まっていないときにおいても、
その興奮を抑えて「正しい」「ていねい」な礼を行うことが
求められている。

その意味は、そのような行動がとれることが、
その行動を支配している自己の内面を形成することにつながる
という考え方に立っている。

つまり、厳格な形式に従うことは、自己を制御(セルフコントロール)
することであり、その自己制御が、人間形成にとって重要であり、
そのことが、人間としての生き方、在り方を求めるという、
いわゆる「道」を重視することにつながるという考え方である。

要するに、武道の練習や試合において、「礼」を重視し、
それを正しく実践することを心掛けるということは、
相手を尊重する謙虚な心と、その上に自己を制御するという、
いわゆる「克己心」を育てることを目指しているといってよい。』

(※不昧堂「武道論十五講」杉山重利 編著 より)

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稽古の中で、相手に対しての礼をいい加減にやっている時は
キチンとできるまでやり直しをさせています。

武道のみならず、茶道や華道などにおいても
「礼」などの動作一つ一つには厳格な形式を求め、
大切にしていますね。

そこには単に相手に対する礼儀・礼節と共に
何時においても自己を制御するという意味も含まれている。
本当に日本の文化は深遠なる奥深さがあるものなんですね。

あいさつ1つにも深い意味がある

伝統文化の技の中に含まれている心の部分こそ、
多くの人々に伝え広げていかねばなりませんね。

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