子どもが稽古に行きたくない時

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※先週末の「天志空手部」の練習風景
お父さん、お母さんたちで楽しく熱くいい汗流しました!

キッズの保護者の方からたまに
『子どもが稽古に行きたくないと言っています』
との相談を受けることがあります。

幼稚園児くらいの子は精神的に波がありますから、
稽古に行くのを嫌がったりすることもありますし、
病み上がりや疲れ、眠たいなどの生理的要因から
テンションが下がっている場合もあります。

でも、そこで強制的にやらせようとすると
逆に余計に稽古に行きたくなくなってしまいます。

また、こうして嫌がることで親自身が

「まだ早すぎるのかしら」

「この子には空手が向いてないのかも」

と早急に考えてしまいがちです。

親の意識は子どもに必ず伝わります。
親がすぐにあきらめがちになる意識が
そのままあきらめやすい子の意識となってしまいます。

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これまで数多くの子を見てきた経験から、
子どもにエネルギーを与え続ければ、
必ずまた稽古に出るようになります。

あせって無理強いしたり、
行かないことを非難して心のエネルギーを奪ってしまうと
余計拒絶反応が出てしまいます。

稽古に来ても「やりたくない!」と言って泣いている子もいますが、
そこで無理やりやらせずに
「じゃあ、稽古を見ているだけでいいよ」と見させておき、
頃合いを見て声をかけたり、簡単な動きからやらせると
そこからやり始めるようになったりします。

画一的ではなく、その子の性質を見た上で適切なタイミングや
声かけをするか、それを見極める目を持つことが大切です。

親が本当に空手道を通じて子どもを成長させたいと思うのなら、
長い目で温かく見守ってあげることが大事だと思います。

子供の心のエネルギーをいっぱいに満たしてあげて
ポンと少しだけ後押ししてあげれば、
そこから勢いがつくケースがほとんどですし、
自分の経験ですが、うちの子が小さい時も
数ヶ月も稽古に行かない時期がありましたが
こちらからは一切強制することはせず、
心を満たしてあげることを心がけました。

そして、たまに家で空手の真似事などをして遊びながら

「おお~!すごい蹴りやなあ!まだまだ衰えてないなあ!」

「これでまた稽古したら、すごい空手家になれるぞ!」

と気持ちを乗せるような言葉がけをしたりすると

ある日突然

「今日からまた稽古に行くわ」

と自分から言い出しました。

意欲は意欲で湧かせません。
やる気のない子にやる気を出せと言っても決してやる気は出ない。
意欲を湧かせるには感情を豊かにしてあげること。

心の中を楽しい・嬉しいのエネルギーで満たしてあげることで
意欲が湧いてくるという精神活動のメカニズムがあります。
それらを指導者や親が理解していれば、必ず子どもたちは
自らの意志で行動し、精神の器を大きくすることが
できるようになります。

また、子どもたちのそうした意志の発信は、
子どもからの何らかのメッセージであり、親や指導者自身の
成長のチャンスであると捉えてみてはいかがでしょうか。
それによって、自分がどのように子どもと接する必要があるかが
また違った角度から見えてくると思います。

さあ、今日も子どもたちにエネルギーをいっぱい与えてあげましょう!!

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