嬉しいニュースが届きました!
4月から指導を始めた愛知県の愛知産業大学工業高校
男子ホッケー部が5/15の県大会で見事優勝!
インターハイ出場の切符を手に入れました。
このチーム、監督の話によれば、
メンタルトレーニングを始める前までは、
いいところまで攻めていながらも
時間が進むにつれて集中力が途切れ、
自滅してしまったり、点を取られると
チームの雰囲気が一気に悪くなったりしていたそうです。
そのために本来、選手達は力を持っているのに
それを発揮できず、県で勝ち残る事ができませんでした。
準決勝の相手はいつも競い合っているライバル校。
ディフェンス中心のチームで、こちらが攻めても攻めても
守りきられ、こちらの一瞬の隙を突かれて点を取られて
そのまま守りきられてしまう、というパターンの試合が
多かったそうです。
それが昨日のスコアは7-0の完封勝ち。
そして決勝戦も10-0の大量点(しかも3年生を温存して)
での完封試合でみごと優勝!
通常、ホッケーの試合でこれだけ大量点が入るのは珍しいそうです。
今回は、わずかひと月少々で選手達を大きくさせた
監督の鈴木先生にインターハイ出場までの道のりと
メンタル指導を取り入れてからのチームの変化について
インタビューをさせていただきました!
【インターハイへの道のり】
短期間で選手たちの意識を大きく変え、見事インターハイへの
切符を手に入れた愛知産業大学工業高校男子ホッケー部
監督の鈴木先生にインタビューをさせていただきました。
竹中と鈴木先生のご縁のきっかけは、先生から
メールをいただいた事から始まりました。
「本校へ入学してくるいわば運動神経の劣っている、
自分に自信がもてない高校生がホッケーと出会い、
学校から与えられたグランドもない劣悪な環境の中で、
全国大会に出て、今まで味わったことのない世界を知り
社会へと巣立って社会から喜ばれる人材となっていく事に
魅力を感じてやっています。」
この熱き鈴木先生の想いに心動かされ、
それから何回かお話させていただいた後、
チームのメンタルトレーニング指導・プロデュースを
することとなりました。
◆メンタルトレーニングの指導を受けようと思った
きっかけを教えていただけますか
●以前、全国大会でベスト8までいった経験があるのですが、
自分自身を追い詰めて精神的にイッパイイッパイの状態で
指導をしていました。
選手を心から信頼せず、自分の思い通りに動かそうと
していました。選手が思ったとおりに動いてくれなかったら、
「何でこんなこともできないんだ!」とイライラして
感情的になってしまったりして、精神的にかなり追いつめられて
いた中での指導をしていました。
こんな精神状態の中で、これ以上の結果を出すのは無理だ
という思いから、何とか新しい指導法をと模索していた所に
メンタルトレーニングとの出会いがあったのです。
◆これまでの試合でのチームの状況を教えてもらえますか
●選手自身が不安定な精神状態で戦っていたため、
例え勝っても、何とか勝ちを拾ったという感じで
勝った気がしなかったですね。
先に点を取られてしまうと、それだけで心が乱れ、
そのままズルズルと負けてしまう事が多かったですね。
◆メントレを取り入れてから、今大会での選手達の様子はどうでしたか
●弱々しさが消えて堂々と戦えるようになりましたね。
先週には練習試合でアテネオリンピック全日本女子代表と
競りあって2-2で引き分ける事ができたのも
選手たちにとって大きな自信になったようです。
今大会の準決勝の相手がライバル校で、今までの一点差で
勝ったり負けたりの試合が強くイメージに残っていたので、
試合前は選手達も少々不安だったようです。
試合の前日に私が「君達には力がある。明日は5点取って勝てるぞ!」
と言っていたのですが、前半を3-0で折り返した時点で
選手たちも確信が持てたのでしょう。
その後は以前のビクビクとした感じや不安感が全くなく、
私も安心して見ていられました。
また、最後まで集中を途切れずに試合ができるようにもなりました。
選手たちも積極的に声を掛け合っていました。
この声かけの内容が、プラスの言葉ばかりを使うようになりましたね。
ミスがあっても仲間を責めることなく、「どんまい!」
「次決めよう!」「一点に集中しよう」「深呼吸!」
などの言葉が多く出て、以前のうちのチームを知っている
関係者の先生方も明るいチームの雰囲気に
「いったいどうしたんだ!?」と聞かれました(笑)
何よりも嬉しかったのは、ある方から
「すごくいいチームができたね。強いだけでなく、
人間的にも素晴らしい子ばかりのチームだね」
と言われた事ですね。
◆試合までの一週間の練習内容はどのようなものでしたか
●先日、竹中さんに教えていただいたように、
コンディションを整える事に最も力を注ぎました。
疲労を残さず、心身ともにスッキリとした状態で
試合に臨むことができたのも、良い結果につながったのだと
思います。
◆メンタル指導を始めてから、先生ご自身の意識はどう変わりましたか
●「選手が変わる前に自分自身が変わらないとダメだ!」
この一言につきますね(笑)
精神的に追いつめられた自分が変らないと、
結局はそうした気持ちが選手にも伝わり、
不安定な気持ちで練習をさせてしまう事になってしまいます。
最近は、口から出る言葉も前向きなものが出るようになりました。
以前は「何でできないんだ!」などと言っていたのが、
いったん頭の中で「ストップ」がかけられるように
なりましたね。
※最近は選手達もメントレを取り入れたことで、自分達が
強くなっているんだという実感が持てるようになり、
練習も自主的に行動するようになってきたそうです。
選手達の精神を成長させていくことで自立心が高まり、
思うように動いてくれるようになったので
先生自身の精神的負担も大きく軽減されるようになりました。
「8月のインターハイまでにさらにレベルアップを図り、
全国で大暴れします!」と先生もさらに熱く燃えています!
竹中も全力でチームをサポートしていきます!!