【緊張の緩和法】

今回は、緊張を解消するための具体的な方法をお届けします。


●腹式呼吸
 ゆったりと、気持ちよく呼吸しながら
 「私はゆったりと落ち着いている」
 「大宇宙のエネルギーが吸気とともに体内を満たし、
  呼気とともに体内の悪いものがすべて出て行く」
 などをイメージする。


●筋弛緩法
 息を吸うとともに身体の一部分(腕、足、肩、顔など)に
 力を入れ、吐くとともに緩めていく。


●ダブル呼吸法
 胸いっぱいに息を吸い込んだ後、そこからさらに息を吸い込み、
 3〜5秒ほど止めて、そこから一気に吐き出す。
 これを3回ほど繰り返すことでドキドキ感が落ち着きます。


●ジャンプをしたり、手足を叩いたりして外から脳に刺激を与え、
 身体を活性化させる。


●一点集中
 意識の集中を高めるため、対象に意識を集中し、心を落ち着ける。
 ボールや小さな文字、手のシワなど。


●ルティーン
 イチロー選手がバッターボックスで行なう動作や、
 バスケットの選手がフリースローをする前の動作など、
 集中状態にもっていくための自分なりの「儀式」のようなものを
 つくって常に自分のペースでプレイができるようにします。


●声を出す
 サッカーのキーパーなどの場合、周りに声を出して
 指示をする事でプレイへの集中を持続することができます。


●バウンスヒット
 上記の声を出すの応用版。
 テニスなどで、飛んできたボールがバウンドした瞬間に
 「バウンス」と言い、打つ瞬間に「ヒット」と声を出す。
 テニスのメンタル教本「新インナーゲーム」の著者
 ティモシー・ガルウェィの開発した手法。

 「新インナーゲーム」
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4817202106/shearts-22

※「声を出す」事は他の色々なスポーツでも応用できますね。


●量をこなす練習だけでなく、練習後に今日はどれだけの事が
 できたのか、こういうところが進歩できた、
 などのポイントを指導者が指摘をしてプラスのフィードバックを
 行なうようにすることで、選手により大きな自信を植え付ける。


●事前の準備をしっかりとしておく
 やるべき事をやっていないと不安になります。
 試合の前日に荷物のチェックを行い、試合で使う道具
 (グラブ、ラケット、シューズ、ユニフォームなど)
 の手入れをキチンとしながら「明日は力になってくれ、頼むぞ!」
 と氣を込める。
 「やる事をすべてやった。思い残す事はもうない。
 後は試合に臨むだけだ」というところまで徹底する事で
 不安感を和らげる事ができます。

いかがでしょうか。実は竹中も、ものすごい緊張しいなんですよ。
講演の前などは、プレッシャーでドキドキものです!
そんな時に行なっている竹中流のルティーンは

・ダブル呼吸
・肩の上げ下げ
・爪のスジにピントを合わせて一点集中
・感謝の儀式(目を閉じ、スタッフや話を聞きに来てくれた方に感謝)
 
です。みなさんも上記のいくつかの方法を取り入れて、
自分なりの方法で緊張をやわらげ、試合でベストプレイを
発揮できるようにしましょう!