みなさん、こんにちは!

メンタルトレーニング指導・S-HEARTS代表、
「情熱マン」こと竹中洋一です!

私は仕事柄多くの方とお会いするのですが、

「メンタルトレーニングってどんなことをするの?」

という質問をよくされる事があります。

これもいちいち説明するのがややこしいんですね。

一口にメンタルトレーニングと言っても、元の出どころが
色々なところから来てるんですね。

心理学もあれば、生理学、大脳生理学もあり、
気孔やヨガ、ヒーリング、古武術なんていうところからも
応用されているものがあります。

とどのつまり、メンタルトレーニングとは
100%の実力が発揮できるよう、自己をいかにコントロールするか
ということであります。

そのために、心理的な部分や生理状態、脳波などの
コントロールすべき対象によってアプローチの方法が
違ってくるんですね。

だから、練習前に目を閉じてイメージトレーニングを
しているから、メンタルトレーニングをやっている、
というものでもないんです。

脳波がアルファ波になったから、呼吸法で
筋肉がリラックスできたから、といっても
結果が出なければメンタルトレーニングを
している意味がありませんよね。

とにかくメンタルをすればそれでよいんだ、というのではなく、
選手の現状を見極めて、それに適したアプローチを
していく事が大切なんですね。

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●注意は1つだけにすること


メンタルトレーニングの目指すものは、
上記のコメントにも書いてますように、
いかにして自己をコントロールができるか、
というところにあります。

そして、最優先に行なうのは集中力の養成です。

指導者は指導においても、選手の心をできるだけ
集中できる状態にする。

つまり選手の雑念を振り払うように努めるのが
指導者の役目なんですね。

雑念を振り払うという事は、意識を1つに絞る、という事です。

したがって、選手に悪いところがあって、注意をする時は

「ひとつだけにしておく」

という事がポイントです。

例えば、悪いところが三つも四つも目に付くとしても、
注意する時は1つだけにしておく。

これを

「君は走る時に足先が外に開いてるよ、
それと腕振りのバランスが悪いね、
あ、あと身体が上下にぶれているから
上下動を少なくする事を意識してね。」

と言ってしまったらどうでしょう。

選手は注意するポイントが散漫になり、
結局走っている時は

「あっ、足先をまっすぐにしないと、それと腕振りの
バランスを整えて、そうそう、身体の上下動も少なくしないと・・」

と頭の中がゴチャゴチャになってしまい、
雑念を払うどころか逆に増やしてしまってますね。

これでは結局悪いところは1つも直りません。

問題点・改善点がいくつかあるのなら、
それらに優先順位をつけ、もっとも優先的に取り組むべきもの
1つだけに絞ってアドバイスを行い、
選手の頭の中をスッキリさせてあげましょう。